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第10回 東京プロコン塾 OB・OG総会が開催されました!

みなさん、こんにちは。実戦プレゼン研事務局メンバー一同です。2月7日(土)に「第10回 東京プロコン塾 OB・OG総会」が盛大に開催されました。

今回の総会には、東京都中小企業診断士協会 森川雅章会長をはじめ、長きにわたり本塾の発展にご尽力いただいている山本祐一郎専務理事、大石正明副会長をご来賓としてお招きしました。さらに、歴代の塾長を務められた小黒光司先生、佐藤正樹先生にもご出席いただき、第1期生の大先輩から卒塾を間近に控えた現役の第19期生まで、総勢78名が一堂に会しました。

世代を超えた診断士たちが集結した会場の雰囲気から、東京プロコン塾が築き上げてきた絆の強さを改めて感じられました。

●新たな歴史の幕開け~「東京プロコン塾OB・OG会」設立~

総会の冒頭、田中研二塾長より開会のご挨拶があり、その場で「東京プロコン塾OB・OG会」の設立が発表されました。

これまでも卒塾生同士の「タテ・ヨコ・ナナメの繋がり」を重視してきた本塾、さらに連携を深めるべく、新たにOB・OG会を組織として立ち上げること、そしてその初代会長として第2期生である山口 亨先生の就任が発表されると、会場からは大きな信任の拍手が送られました。

●森川会長によるご講演

続いて、来賓としてお招きした東京都中小企業診断士協会 森川雅章会長による講演が行われました。テーマは「中小企業はなぜ在庫管理で苦労しているのか」。中小企業支援の現場を知り尽くした森川会長ならではの視点で、単なる在庫管理の手法論ではなく、その背景にある「業務プロセス改善」の重要性について深く掘り下げていただきました。

明日からの支援活動に直結する極めて実践的な示唆に富んだ内容をお伝え頂き、会場全体が深い学びに包まれた時間となりました。

●現役生のご紹介

森川会長の熱のこもったご講演に続き、卒塾を目前に控えた第19期生総勢22名が登壇しました。同期を代表して池尻 賢介先生より挨拶が行われ、プロコン塾生として活動していく力強い決意が語られました。

新たに東京プロコン塾の仲間となった現役生に対し、卒塾生一同から温かな拍手が送られました。

●卒塾生による実践事例「OB・OGによる活動報告・成功事例発表」

そして、今回のメインコンテンツともいえる「OB・OGによる活動報告・成功事例発表」へと移りました。今回は4名の先生方に登壇をご快諾いただき、それぞれのご経験に基づく貴重なプレゼンテーションが行われました。

  • 谷川 大致 先生(16期)

谷川先生からは、農業・製造業分野での支援経験をもとに、専門家派遣や窓口相談など身近な業務が、実は国家プロジェクトと地続きにあることが示していただきました。また、プロポーザルへの挑戦と不採択を経て、先輩診断士とのチーム体制で大規模案件を獲得してきたプロセスは、「仲間とネットワークによって診断士の可能性は大きく広がる」ことを改めて認識することができました。

  • 岸田 康雄 先生(7期)

岸田先生からは、大企業からの受託による販売チャネル維持・事業承継支援の取り組みを報告いただきました。補助金に依存し過ぎず、日々の支援・信頼関係構築の“その先”に事業承継ニーズがあること、そして「理念や戦略だけでなく、現場の業務プロセス改革こそが生産性向上と賃上げの前提である」との提言をいただきました。

  • 日暮 健一 先生(14期)

日暮先生からは、「営業活動の重要性」をテーマに、補助金をドアノックと位置付けつつ、顧問・プロジェクト案件へとつなげていく実践事例を共有いただきました。100点主義よりスピードと継続的な対話を重視するスタイル、STPを明確にしたニッチ戦略、無料相談を起点とする案件選別など、独立後の営業の具体的なアプローチ方法を示していただきました。

  • 加賀城 剛史 先生(7期)

加賀城先生からは「コミュニケーション」を切り口に、創業支援の現場で感じる「創業できない/継続できない理由」について、カッツモデル(テクニカル・ヒューマン・コンセプチュアルスキル)とエニアグラムを応用した枠組みを紹介いただきました。知識も理念もあるのに動けない背景には、個々人の“心のブレーキ”があること、その理解がより深い伴走支援に不可欠であると提起いただきました。

発表では、独立診断士として自身がどのように道を切り拓いてきたか、その具体的な活動についてご共有頂きました。各々のご経験を基に、華々しい成功事例だけでなく、そこに至るまでの泥臭い苦労話や壁を乗り越えるための工夫など、普段なかなか表に出ることのない「現場のリアル」が赤裸々に語られました。

いずれの発表も実践知にあふれており、まさにプロコン塾の真骨頂とも言える有益かつ濃密な時間となりました。

●山口会長が描く「リゾーム型組織」のビジョン

プログラムの後半では、初代OB・OG会長に就任された山口 亨先生より、今後のOB・OG会のあり方についてご講演いただきました。

山口会長が掲げたコンセプトは「リゾーム型の組織」。ピラミッド型の上下関係ではなく、参加するメンバーそれぞれが自立した一匹狼でありながら、地下茎(リゾーム)のように根底で繋がり合うこと。そして、いざという時には仲間が呼応し合い強固な包囲網をもって自分たちの「狩り場」を作っていく、それぞれの実益に繋がる実践的な組織にしていきたい、というビジョンが示されました。

「個」の強さと「組織」の柔軟性を併せ持つこの構想は、多様な専門性を持つ診断士が集まる本塾にふさわしい形であり、参加者全員が今後の連携活性化に大きな期待を寄せました。

●来たる20周年に向けて

総会の締めくくりとして、山本祐一郎専務理事より閉会のご挨拶をいただき、盛況のうちにつつがなく終了いたしました。

今回の総会は、単なる同窓会にとどまらず、知識の共有、新たな組織の設立、そして未来へのビジョン共有と、非常に中身の濃い一日となりました。

総会終了後は、会場近隣の「すし土風炉」へ場所を移しての懇親会も行われました。懇親会からの参加者も含め総勢73名もの方にお集まり頂き、卒塾生同士は旧交を温めあい、また現役生との交流も活発に行われました。

東京プロコン塾は、来年いよいよ創設20年目という大きな節目を迎えます。

今回の総会で得た知見とネットワークを武器に、参加したメンバーそれぞれがプロコンとしての決意を新たにし、中小企業支援の最前線でのさらなる活躍を改めて心に期す、素晴らしい会合となりました。

今後とも、東京プロコン塾およびOB・OG会の活動にご注目ください!