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特別企画「東京プロコン塾OB・OGインタビュー~未来を変えた1年~」第1弾

東京プロコン塾も今年で第20期を迎えました。特別企画として、東京プロコン塾で学び、プロのコンサルタントとして活躍するOB・OGの皆様からお話を伺うシリーズ企画「東京プロコン塾OB・OGインタビュー~未来を変えた1年~」がスタートします。これから独立を目指す診断士の皆様に、貴重な生の声をお届けします。
記念すべき第1回目は、第18期卒塾の石川慶成さんです。
<今回のOB・OG>
石川 慶成さん(第18期卒塾)
2022年11月登録。東京都中小企業診断士協会城東支部所属。
製造業で17年間勤務し、現場作業から生産管理、品質管理、購買、技術営業、ISO推進等幅広い業務を歴任後、独立。
商工会議所や信用保証協会の専門家派遣を中心に、経営改善、事業計画策定支援、BCP策定支援、創業支援等を行う。 現場で培った経験を強みとし、経営者と現場の双方に寄り添いながら、中小企業の成長を支援することを大切にしている。

「資格を取れば仕事ができると思っていました」
企業内診断士から独立へ――石川さんが語る、東京プロコン塾での一年
「資格を取れば、中小企業支援の仕事ができるようになると思っていました。」
優しい笑顔でそう穏やかに話してくださったのは、東京プロコン塾第18期卒塾の石川さん。
現在は商工会議所や信用保証協会などの専門家派遣を中心に、経営計画策定、資金調達支援、BCP策定、創業支援、セミナー講師など幅広く活躍されています。
しかし、診断士試験に合格した当時は、「独立したい」という思いはあるものの、その先へ進む方法が分からず悩んでいたといいます。
「この判断は正しいのだろうか」――診断士を目指した原点
――まず、中小企業診断士を目指されたきっかけを教えてください。
前職では、従業員20名ほどの金属加工業で働いていました。最初は現場作業でしたが、その後は生産管理や品質管理、購買、技術営業などを経験しました。
経営者と現場をつなぐ立場になる一方で、社内には基本的な業務の仕組みが整っておらず、相談できる相手もいませんでした。
「この判断は本当に正しいのだろうか。」
「経営者は何を考えて意思決定しているのだろうか。」
そんなことを考えながら、自分で調べ、試行錯誤を繰り返す毎日でした。
実務だけでは限界を感じ、「経営を体系的に学びたい」と考えたことが、中小企業診断士を目指したきっかけです。
試験勉強を進めるうちに、単に知識を身につけるだけではなく、もっと多くの中小企業を支援したいという思いが強くなっていきました。
「資格を取った。でも、その先が分からなかった」
――資格取得後は、すぐに企業支援の仕事を始められたのでしょうか?
実はそうではありませんでした。
試験に合格したときは、「これで中小企業支援ができる」と思っていました。
ところが、副業が難しく、有給休暇も取りづらい環境だったこともあり、思ったような活動はできていませんでした。
独立したいという思いはありました。
でも、「どうやって仕事を獲得すればいいのか」「プロコンサルタントとして活動するには何が必要なのか」が全く分かりませんでした。
「まさに、自分が求めていた場所でした」
――東京プロコン塾を知ったきっかけを教えてください?
東京都中小企業診断士協会からのメールで、東京プロコン塾の説明会を知りました。
募集要項を見て、「これは自分のための講座だ」と直感したんです。
説明会で特に印象に残ったのは、「知識を学ぶこと」ではなく、「企業から選ばれ、継続して支援できるプロコンサルタントを育てる」という考え方でした。
独立への道筋を知りたいと思っていた私にとって、入塾を迷う理由はありませんでした。
「PowerPointの使い方から勉強していました」
――一年間で、一番苦労したことは何でしたか?
一番の苦労は、プレゼンテーションです。
製造業の現場一筋だったため、人前で話す経験がほとんどありませんでした。
PowerPointで資料を作ったこともなく、発表内容を考える以前に、資料の作り方そのものから学ぶ必要がありました。
他の塾生がどんどん準備を進めているなか、自分はPowerPointの勉強から始めていました。
当時は、まさか自分がセミナー講師として話したり、専門家派遣で経営者に助言したりするようになるとは思っていませんでした。
あの一年間の積み重ねが、現在の仕事の土台になっていると感じています。
「学んだことが、そのまま実務で役立ちました」
――特に印象に残っている講義はありますか?
一番印象に残っているのは、笠井郁央先生の「公的機関支援における報告書の書き方」です。
講義では、公的機関の専門家派遣で求められる支援の進め方や報告書作成について学び、事後課題では東京都中小企業活力向上プロジェクトを想定した経営分析にも取り組みました。
卒塾から約三か月後、実際に担当する機会をいただいたんです。
講義で学んだヒアリングの進め方や報告書のまとめ方を、そのまま実践することができました。
あの講義があったから、安心して仕事に取り組めました。
「同期とのつながりは、卒塾後も続いています」
――同期の皆さんは、石川さんにとってどんな存在ですか?
お互いに高め合える、大切な仲間です。
一年間一緒に学んだからこそ、それぞれの強みや専門分野がよく分かっています。
卒塾後も連絡を取り合い、仕事の相談や情報交換を続けています。
一人では対応できない案件でも、同期の専門性を生かして一緒に取り組めることもあります。
また、OBOGの皆さんから仕事をご紹介いただく機会にも恵まれました。
一年間で終わる関係ではなく、その後も続くネットワークは、独立した今でも大きな財産になっています。
「企業をどう支援するか」ではなく、「企業とどう向き合うか」
――現在のお仕事に、東京プロコン塾での学びはどのように生きていますか?
一番大きかったのは、「企業をどう支援するか」ではなく、「企業とどう向き合うか」という姿勢を学べたことです。
製造業では、自分が答えを持ち、現場を動かす立場でした。
しかし企業支援では、経営者の考えや会社の状況を丁寧に理解し、その企業にとって何が最善なのかを一緒に考えることが求められます。
企業支援の進め方、公的機関での振る舞い方、報告書のまとめ方、人とのつながり。
プロコンサルタントとして活動するために必要なことを、一年間を通じて実践的に学ぶことができました。
もし東京プロコン塾に入っていなければ、今でも企業内診断士のままで、中小企業支援に十分踏み出せていなかったと思います。
これから独立を目指す方へ
――最後に、入塾を検討されている方へメッセージをお願いします。
東京プロコン塾では、企業支援の実務だけではなく、独立後の仕事の進め方や、人とのつながりの大切さまで学ぶことができました。
そして、「自分にもできる」という自信を持って独立へ踏み出すことができました。
独立には勇気が必要です。
一人では見えなかった道筋が、きっと見えてきます。
独立への強い思いがある方、あるいは独立したものの次の一歩が見えない方は、ぜひ一度説明会に参加してみてください。
説明会ではカリキュラムの説明だけではなく、「どのような人に入塾してほしいのか」という想いもしっかり伝えられています。
その考え方に共感できる方であれば、きっと実り多い一年になるはずです。